被害者死亡の事故につき認容額が3千万円超の事例

ATED 2016年6月1日 | 死亡事故
item 20
認容額 3097万9824円
年齢 73歳
性別 女性
職業 不明
傷病名

外傷性くも膜下血腫,急性硬膜下血腫,頭蓋骨骨折,恥骨骨折

判決日 平成27年4月14日
裁判所 東京地方裁判所

交通事故の概要

本件事故は、平成25年11月23日午後4時頃、東京都青梅市において発生した。加害者が、自動車を運転して、信号機により交通整理が行われている交差点を直進するに当たり、対面信号機の赤色表示を看過して進行したため、本件交差点の出口に設置された横断歩道上を対面信号機の青色表示に従って右方から左方に向かい横断歩行してきた被害者に自車前部を衝突させ、被害者を路上に転倒させた。

被害者の事故後の経過

被害者は、本件事故により受傷し非常に重篤な状態となり、3日間の入院の後死亡した。

判決の概要

本件事故は、事故態様、被害者の家族関係、生活状況等、本件に顕れた一切の事情を考慮し、被害者の死亡慰謝料としては、1800万円をもって相当と認めた事例。

認容された損害額の内訳

治療関係費 98万2920円
入院付添費 2万5350円
入院雑費 4500円
休業損害 1万5600円
逸失利益 659万2464円
慰謝料 1802万6500円
付添人交通費 7600円
損害賠償請求関係費用 7810円
損害の填補 - 98万 2920円
遺族固有の慰謝料 200万円
葬儀関係費用 150万円
弁護士費用 280万円

※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。

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